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はじめに|「ウレタンバット禁止」は他人事ではありません
少年野球(学童野球)をしていると、
「このバット、いつまで使えるの?」
「買ったばかりなのに無駄にならない?」
と不安になる保護者の方も多いのではないでしょうか。
実は、2025年・2029年に段階的なバット規制が始まっており、
これまで主流だったウレタン(複合)バットは将来的に使用できなくなります。
この記事では、
- 2025年に何が禁止されたのか
- 2029年から何が全面禁止になるのか
- 少年野球では今後どんなバットを選べばいいのか
を、公式情報をもとに分かりやすく解説します。

結論|ウレタンバットは「段階的に使えなくなる」
まず結論からまとめます。
- 2025年:学童部で「一般用ウレタンバット」が使用禁止
- 2026〜2028年:移行期間(少年用ウレタンは使用可)
- 2029年:学童・少年ともにウレタンバット全面禁止
つまり、
👉 少年用ウレタンバットも「2029年までの寿命」
という認識が重要です。
【2025年】学童野球で何が禁止されたのか?
一般用ウレタンバットが使用禁止に
2025年から、全日本軟式野球連盟(JSBB)学童部では、
一般用(中学生〜大人用)の複合バット
(打球部にウレタン・スポンジなどの弾性体を使用)
の使用が禁止されました。
対象になるバットの代表例
- ミズノ「ビヨンドマックス」シリーズ(一般用)
- 高反発を売りにした大人用ウレタンバット
これは安全対策が目的で、
小学生が使うには打球速度が速すぎるためです。
2025年時点で「使えるバット」
- 少年用(小学生用)の複合バット
- 金属製バット
- カーボン製バット
- JSBBマーク付きの非ウレタン複合バット
👉 「ウレタン=全部NG」ではない点に注意してください。
【2029年】少年野球のウレタンバットは全面禁止へ
2029年シーズンからの新ルール
JSBBの通知によると、2029年(令和11年)シーズンから、
学童(小学生)・少年(中学生)において
外表面にウレタン・スポンジ等の弾性体を取り付けたバット
の使用を禁止
と明確に示されています。
移行期間について
- 2026年〜2028年:移行期間
- ただし学童は引き続き「一般用ウレタン」は使用不可
- 2029年以降は 少年用ウレタンも完全NG
規制対象外
- 一般(大人)は規制対象外
なぜウレタンバットは禁止されるのか?
理由はシンプルで、選手の安全確保です。
- 打球速度が速くなりすぎる
- ピッチャーや内野手への危険性が高まる
- 技術差より「道具差」が大きくなる
少年野球本来の目的である
👉 技術習得・安全性・公平性
を重視する流れと言えます。
今後、少年野球で選ぶべきバットは?
おすすめは「ウレタンに依存しないバット」
2025年以降は、
- 金属バット
- カーボンバット
- 非ウレタン複合バット
が主流になります。
特に、
- 正確にミートできる
- 振り抜きやすい
- 長く使える
という点で、基礎作りには金属・カーボンが有利です。
【保護者向け】これからのバット購入で注意すること
✔ 今買うなら「2029年以降も使えるか」
少年用ウレタンバットは、
あと数年で確実に使えなくなります。
「今だけ飛べばいい」よりも、
長く使えるモデルかを重視しましょう。
✔ チーム・大会ルールの確認
大会や連盟によっては、
公式規則より早く制限されるケースもあります。
よくある質問(FAQ)
Q. 今持っている少年用ウレタンバットはいつまで使える?
A. 原則として 2028年シーズンまで 使用可能です。
Q. 2026〜2028年は完全に自由?
A. 移行期間ですが、学童は引き続き一般用ウレタンは禁止です。
Q. 買い替えはいつがベスト?
A. 小学低学年なら「非ウレタン」へ早めに切り替えるのがおすすめです。
まとめ|「飛ぶバット」から「育てるバット」へ
- 2025年:一般用ウレタンバット禁止
- 2029年:少年野球のウレタンバット全面禁止
- 今後は 安全性・技術重視の流れ が加速
少年野球は「勝つための道具」より、
成長するための環境が大切です。
バット選びも、その一部として考えていきましょう。


















